先日、備前広域農業普及指導センター様のご依頼により、域内農業者を対象にした講座を開催しました。ここ数年、他県の団体様も含めて農業者を対象にした”商品開発・販路開拓”セミナーのご依頼が増えています。
その背景には、従来の流通システム(例えば農協を通じた市場への出荷等)だけでなく、各種展示商談会等への出展を契機に、スーパーマーケットやデパート、道の駅・産直等と直接商談し、独自に取引する機会が増えていることが挙げられます。とりわけ、農産物の「加工品」に注力しようと考えている方や、若手後継者の方、また他業種から農家に転身された方ほど、新たな流通チャネルの開拓に熱心であるように見受けられます。
今回の講座では、農業におけるBtoBとBtoCビジネスの違いを踏まえた上で、商談(会)で相手にプレゼンするための資料(ここではFCPシート※を使って)具体的な事例も含めて講義しました。
※FCPシートとは農林水産省が推進している「フードコミュニケーションプロジェクト」で推奨されている商談用シートのことです。(同シートは流通企業が生産者に対して知りたいと考える項目が網羅されており、このシートの作成を通じて自社商品の魅力や生産体制を改めて整理できるという意味で大変便利なツールです。)
今回の講座の様子が、県のサイトで紹介されています。↓↓
http://www.pref.okayama.jp/page/534348.html